キルギス旅行 その3 いよいよビシュケクにつく

朝5:30に宿を出て、ウルムチ空港にマイクロバスで戻りチェックインを待つ間は結構不安だった。まわりはみな何か書類の提出を求められている・・・。しかし中国南方航空の地上スタッフは私のパスポートを無言で受け取り、ボーディングパスを渡してくれた。
ウルムチで北京時間を使っているので、この季節でも朝7時になってやっと明るくなるという感じ。。飛行機が出発するとあっという間に外はすばらしい眺め!残念ながら通路側だが伸び上がって写真を撮る。
かなり隣の席に割り込んでいたと思う。

そしてビシュケクについた。これまで見た中で、96年に米国のモンタナ州、ビュートに降り立ったときを思い出すような小さな空港。
一人ひとりゆっくり入国チェック。おそらく回りは中国人なのだろう。ビザの書類などいろいろ出している。そんなに乗っていなかったのに、たぶん2~30分ぐらい待った気がする・・・。自分の番になるとあっけないほど簡単にハンコ押しておわり。

外に出るとタクシーの勧誘がすごかった。客が少ないからしかたないが、お金をもっていない。早速両替所にいき、100ドルを6600ソムと交換。(あとで市内で交換するより450円ぐらい損したことにきがつく)そしてタクシー乗り場を探したがない。一人のドライバーが首から認証カードのようなものを見せて「タクシー?」と聞く。メモ帳に書いておいたホテルを見せ「いくらか?」と聞いたら、相手もカードをみせて「700だ」という。カードには市内はみな700です、と書かれている。「OK」と答える。

しかし明らかに普通の車だった。白タク同盟だろうか、まわりと声をかけあっていて、となりの車のそばに立っていた人が荷物を載せてくれたので、まあこういうもんなのかなと思う。

走り出すと、一面草原、そして街が近づくと雑木林・・緑、緑、緑!

途中で道端にたっている女性を乗せる。(・・・と、他の人の旅行記に書いてあったのでおどろかなかった)みんな知人なのかロシア語でおしゃべりしている。途中で彼女を降ろすと、少し行ってまた誰かをのせた。”つけ”なのか2人ともタクシー代を払っていなかった。ま、いいや。他の国には他の国のやり方があるし、結局市内に入ってすごい渋滞もあって1時間近く乗っていたのに、700ソム(1300円ぐらい)とは・・。
市内に入ったが村という感じ

グーグルマップがホテルの住所を間違って表示し、ホテルの場所についてタクシーのドライバーともめた。でもドライバーが正しく、ホテルのフロントまで来てもらって自分の予約が入っていることを確かめてから荷物を降ろしお金を払った。1000ソム札しかない。「おお、ありがとう」というので「200返して。100はあげる」というと、しぶしぶ200くれた。が、全体的には渋滞回避もうまく、親切なドライバーだった。

フロントのお姉さんは英語がきれいで安心した。まだ10時前でチェックインできないので、荷物を置いて街中を歩くことに。


旧ソビエト時代にたてたような古いビルをおしゃれに改装したり、そのままコンクリートが壊れても放置して草ぼうぼうになっていたりする面白い町を歩きながらなんと両替が多いかと驚く。もっと驚くのはそのレートのよさ。

こんな感じでずーっと両替屋が良く共倒れしないと思うほど続くのだが、例えばドルだと、68.75-68.9 とか表示されている。。。つまりここで100ドル渡せば6875ソムになって275ソム多くもらえた・・・ということになる。自分のソムは1.666…円だったので、450円ぐらい?
これで成り立っているのは、空港より市内で換金する人がそれだけ多いということだと思う。
たぶんシティ・マーケットと読むのだと思うけど、24時間営業ときいてちょっと驚く。(郊外の村という印象だったので・・・見かけと違って人々は忙しく暮らしているのかも)

ちょっとした総菜屋さん+食堂があって、指差しで買えそうだったので、入ってみる。紅茶が最初から砂糖をどっさり入れてくれておいしい。ピロシキ見たいのと、水餃子みたいのがロシアと中国の間にある国と感じる。どちらもおいしい。これで合計60ソム。

学校があってその前のとおりに団地が続き、そこに必ずこんな感じの売店がある。そこで学校帰りの子供たちがアイスを買っている。ビシュケクは街中も、のんびりとした郊外風であたりは鳥の鳴き声やら、風ですれる葉っぱの音でいっぱい。

中央駅のすぐそばなのに、舗装も完全じゃなく、工事中とか壊れたままのアスファルトとかでのんびりとしたビシュケク。しかし、ばっちりマンションの開発予定!!あっという間に変わってしまうかも・・・。

イスラム寺院らしい。大音量でお祈りが響く。ここは日本人とほとんど変わらない顔をした人たちが、ロシア語を話しイスラム教を信じて生活をしている・・・少し不思議な街です。
ビシュケクのプリウス!!

・・・というわけで、午前中のお散歩終了。午後2時になったので一度ホテルに戻り、地図をみて午後のことを考えることにした。しかしここまでで一度も、マクドナルドもスターバックスもみていないことにきがついた。
(つづく)



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